明日のことはいつだってわからないものだ。
それは自分自身についても言える。
大阪での仕事を通じて出会った友人夫婦が尾道に遊びに来てくれた。
お昼ごはんだけ一緒に食べるはずが、うれしくってつい晩ご飯食べるまでずっと一緒にうろうろした。
旦那さんの方はお坊さんなので、お寺をめぐりながら聞かせてもらう話がおもしろくって(それは彼自身の視点や考えがおもしろいことも大きく関係している)
慣れた場所もまた違うかんじがした。
奥さんの方は私にはできそうにもないすごい仕事をしてきているのだけど
私には身につけたものはない、というようなことを言っていた。
でもね、絶対そんなことってなくって、それは自分だから、比較できる相手がいないから気付かないだけなんだよ
と、私と旦那さんとで話した。
絶対そうだと思う。
私も手に職があっていいねと言われることは多いのだけど
手にある職じゃなくても、その人自身が培ってきて誰かより秀でてるものって絶対あると私は思う。
いろんな人のそんなところって、とてもおもしろいし、とても魅力的だし、もっと見せてほしいと思うことはよくある。
すごい仕事をしてきている彼女だもの、自分が知らず知らずに血肉にしてきたことを、自分でも見えることがあったらいいね。
晩ご飯の後で一緒に渡船を楽しんで別れて、
私はその後衣裳の打ち合わせへ。
むずかしい。むずかしいのだけど、がんばりたい。がんばります。
今日の私がどんなことを感じ、考え、受け取るのかなんて
昨日まではわからないことだった。
明日の私がどんなことを感じ、考え、受け取るかも、今の私にはわからない。
だから毎日って、ほんとたのしくってしあわせ。